楽曲概要
「熱狂の捌け口」は、2024年8月21日に乃木坂46の36作目のシングルとして発売された「チートデイ」収録の5期生による楽曲です。作曲は福田貴訓氏、作詞は秋元康氏です。楽曲のセンターポジションは一ノ瀬美空さんが務めました。
楽曲データ
BPM:163
調号:Dマイナー
最低音:mid2A(A3)
最高音:hiD(D5)
楽譜:https://www.youtube.com/watch?v=R_Y-x5k_R-4
雑感
これは5期生楽曲になかったテイストの楽曲じゃないでしょうか。妖艶さが全体に漂う大人な歌謡曲テイストです。今まで曲ごとにセンターが変わってきた5期生楽曲ですが、今回はみーきゅんがセンターを務めています。みーきゅんは可愛い系の印象が強いのでセンター曲はすっかり17分間みたいなキラキラアイドルソングかと思いましたが、こんなテイストでも似合ってしまうとは・・・恐るべしです。何といっても赤が似合いますね。さすがセーラーマーズ!
と、ここまでみーきゅんの話しかしていないので(笑)、耳コピしているときに感じた音楽的な目線でも少し。
この曲は全体がDマイナーで進むので調号はシ♭のみなのですが、ド#(レ♭)がやたら臨時記号として登場します。曲の出だし、Aメロの「だけど大事に」「地面に落としても」、Aメロ→Bメロに移行する部分の「シャッターの降りた」などでしょうかね。
サビに入ると、「ラ→ソ#」や「ソ→ファ#」といった臨時記号による半音の動きが激増します。これが妖しい歌謡曲っぽい雰囲気を醸し出す1つの要因になっていますね。
また1番は「ぶっ倒れるまで弱音吐くな」というフレーズで終わりますが、ここは「A7→Dm」で終わります。このⅤ7→Ⅰmのコード移動は昭和歌謡+マイナー感が非常に強く出ていますね。
みーきゅんファンの方の中には「ガルルみたいな曲のセンターをやってほしかった!」なんて方もいるのでしょうが、この曲で歌われる隠された情熱というか秘めた思いみたいなものをバッチリ表現できるのはみーきゅんだからかななんて思います。まあいずれキラキラ系のセンターも回ってくるでしょう!
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